普段、あまり目にすることのない数字やデータに光を当てて多角的に分析、ビジネスパーソンにとっておきの「お役立ち情報」をご紹介する『ダイヤモンドDATAラボ』。第7回の今回は、人気企業への就職者を業種ごとにまとめたランキングをシリーズでお届けします。今回は【銀行編】です。(週刊ダイヤモンド編集部 小島健志)
29年分の“累計”就職者数から
銀行への就職に強い大学が判明
大学の“実力”は、「入り口」の偏差値だけでは見えてきません。「出口」である就職実績も重要な要素です。中でも人気企業への就職実績は、大学を選ぶ際に注目すべきでしょう。
しかし、就職を取り巻く環境は、その時々の経済状況などで変化します。そこで『ダイヤモンドDATAラボ』では、過去、各大学から何人の卒業生たちが人気企業に就職しているのか、「大学通信」の協力を得て、データが存在する1989年から2017年までの29年間の累計人数を調べました。
卒業生が多ければ多いほど、社内においてその大学の影響力は増しますし、結束力も強まります。累計人数の多寡、つまり“学閥”が企業内における影響力の大きさを示すものだと言えるわけです。
これは、学生にしてみても大きな意味を持ちます。同じ大学同士であれば、就職活動を有利に展開できることもありますし、入社後も社内で有利な立ち位置を得られることにつながるからです。
とりわけ人気の高い240社を対象に集計、その中から人気企業をピックアップしてお伝えします。今回は【銀行編】です。