車両内のドア上部にある液晶モニターや吊り広告の空いたところに、災害種別や季節に応じた初動対応内容や地震の際の自主避難の方法についてなどの災害広報はできないだろうか。利用客に災害対応への気づきときっかけを与え、自助・共助の大切さを感じていただく機会になると思う。

 災害発生時、助かる命を助けるためには、まず、自分の身を助けて、周囲の人を助けることで多くの人が助かる。

 また、鉄道施設のバリアフリーは災害時の避難にも大いに役立つ。車いす利用者、ベビーカー利用者、災害発生時避難に支障のある方々、障がい者などの優先乗車などのモラルの定着も、災害発生時の共助避難の際ににはとても重要だ。

 日常的に多く利用する施設や設備ほど、利用者自らがモラルを高めて、これからの日本の災害対応能力を向上させ、未来の子供や大人達の安全生活を築く事が、今生きている私たちの責任であるように感じる。日本がさらに安全で住みやすい国になりますように。

サニーカミヤ/一般社団法人日本防災教育訓練センター代表理事。防災コンサルタント、セミナー、講演会など日本全国で活躍中。元福岡市消防局レスキュー隊小隊長。元国際救急援助隊所属。元ニューヨーク州救急隊員。台風下の博多湾で起きた韓国籍貨物船事故で4名を救助し、内閣総理大臣表彰受賞。人命救助者数は1500名を超える。世田谷区防災士会理事。G4S 警備保障会社 セキュリティーコンサルタント、FCR株式会社 鉄道の人的災害対応顧問、株式会社レスキュープラス 上級災害対策指導官。 防災コンサルタント、セミナー、講演会など日本全国で活躍中。