シュ あと1種類くらいオルタナティブリートが、病院とかヘルスケア分野リートでできますよね。そこにまたみんなが投資を集中させた時点でオリンピックがくると。病院のボラティリティって今の不動産マーケットといっしょなんですよ。事業が診療報酬で、これも国策次第。

哲戸 病院の診療報酬って、基本そこまで上がることは見込めないし、儲かったとたん締め付けられるよね。うん、絶対にバブルこないね。

かずお 医療は絶望的ですけど介護はいけるんじゃないですか。介護施設の人件費はいま最低ラインで人が集まらない。これ以上介護報酬を下げることは国策でできないんじゃないかな。かつ、最初のブームに乗った地主で厳しいスキームで作った方はもう一通りギブアップしてるんで。投資したらマスターリース会社に「ごめん、家賃下げるわ」とか言われて。それで手放した物件が再流通してる。それを買って成り立つ二次市場はもうできるんじゃないかな。

グル まゆずみくんの地元とかどうですか。

まゆずみ いますよ、介護施設を建て貸しして「びよーん」と逝っちゃった人。

シュ でもアップサイドはないでしょう。今調達金利がむちゃくちゃ低いから成り立ってるけど、これがTIBOR(東京の銀行間取引金利)もLIBOR (ロンドン銀行間取引金利)も上がっちゃって、ということになると無理でしょ、がんばって4.5%配当しますとか言っても。

かずお 損保ジャパンとか頑張ってますよね。介護分野では今後ここが牛耳るんじゃないかと思う。

シュ ――とまあ、こんな感じで一部ではバブルですけど、それに実需は追いついてない。だけどその上っ張りで商売してる人は結構いる。

哲戸 前回みたいな大崩壊を期待して、現金握りしめて待ってる人も大量にいるんだけど。今回はシクリカルな後退局面だけなんじゃないの?一つの材料からなにか猛烈にバチンとくるか、っていうとそういうのもないですよね。

シュ 新興の不動産会社の決算書なんかを見ると、資金繰りなんかでヤバいってところもないですし。

――カネの流れはどうですか?地銀向けに不動産投資への融資を抑制しろという金融庁の通達がありましたが。