ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンスのレジデンスアリーナ(モデルルーム)。

 この都心湾岸で11年秋、販売を開始したのが野村不動産のプラウドタワー東雲キャナルコート。次いで、三菱地所レジデンスのザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンスが年明けから販売センターを正式オープンさせている。

 この二つを取材すると非常にできがよいことに驚かされる。プラウドタワー東雲は、建物1階部分の強度をかつてないほどに上げて地震の横揺れにも縦揺れにも対応。ザ・パークハウス 晴海タワーズは免震構造をとっている。

 いずれも、停電が起きてもエレベーターを丸1日以上動かす非常用電源を持つ。
「湾岸に建つ超高層」に対して不安を抱く人が多いため、その対策を施すのは、当然といえば当然だろう。

 プラウドタワー東雲は人気指数7.6となり、昨年12月に行われた第1期分譲で250戸を即日完売させている。東京駅や銀座から5km圏という近さにありながら「約70平方メートルの3LDKが4690万円台から。約64平方メートルの2LDKなら3990万円から(第1期)」という価格面が魅力だ。

 ザ・パークハウス 晴海タワーズは、集計時点では販売センターが開いていなかったため、指数は出ていないが、資料請求数が約3ヵ月で3000件を超えた(12月4日時点)。

 この二つのマンションは地下鉄を使わずとも東京の中心地に通勤できる立地であり、ザ・パークハウス 晴海タワーズは、自転車のための特別な工夫も設けている。

 自転車置き場の一部を特殊仕様とし、安全に自転車を保管できる“鍵付き置き場”にするもので、さらに新丸ビル内にも同様に鍵付きの自転車保管場所が確保されるため、丸の内エリアへの通勤者なら、高級な自転車を使い安心して通勤に使用できる。特殊な自転車保管場所の数自体は少ないのだが、これまでの日本にはなかった工夫であることが評価される。

キーワードは
「長期優良住宅」

 ザ・パークハウス 晴海タワーズは国交省が定める長期優良住宅の認定を受けた物件でもある。都心湾岸の東雲エリアで三井不動産レジデンシャルが新規販売する予定のマンションも、長期優良住宅認定物件になる計画。長期優良住宅が本格的に増え始めたことも、12年の注目すべき出来事といえる。

パークコート六本木ヒルトップのモデルルーム。

 長期優良住宅というのは、長持ちする構造躯体に、配管類をメンテナンスしやすくし、間取り変更も容易にしたマンションだと考えればよい。その前身として80年代に国が推進したセンチュリーハウジングシステム(CHS)があった。CHSは100年程度住み続けることができる住宅を造ろうという規格だったが、その後継の長期優良住宅はさらに上をいく200年の耐久性を目指しているため、マンションの長期優良住宅を、私は“200年マンション”と呼んでいる。

 今回の人気マンションリストに登場している物件のうち、パークコート六本木ヒルトップも長期優良住宅の認定物件である。