皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。
先週末1月7日(土)に、北京語言大学構内のレストランで、AHRP2012(Asian Human Resource Project)の、この冬の内定者の集まりがありました。
中国では、期末試験が終了し、1月23日が春節。それから春節休み、そして帰省シーズンへと入ります。というわけで、中国人新卒採用も休み明けの3月まで活動は一旦終了ですので、ここまでの内定者を集めて、今後の連絡を兼ねた顔合わせパーティを開いています。
そこで今回は、今年中国人新卒採用5シーズン目を迎えて、(今年の採用事情は)例年と比べてどうか、AHRPを主催する(株)トランセンドの武田社長に話を聞きました。
IT技術系では“初任給バブル”の様相
営業要員とは10倍の給与格差も
――武田社長、お疲れさまでした。
「いえいえ、小畑さんこそ。今年も採用をお手伝い頂き、ありがとうございました。今回もお腹いっぱい学生を堪能して頂けたのではないかと思います」
――お腹いっぱいで、また太ったがな…(笑)。まずはこの冬採用の感想を聞かせてください。では、学生サイドから。
「お陰様でAHRPは北京の大学生の中である種ブランド化してきてまして、“先輩から聞いて参加しました”とか、“昨年知って、1年待っていました”なんていう声を多数聞きました。また、海外就職に対する抵抗感が薄らいできた様子もあって、応募者殺到状態のなか、今期は既に7298人の学生と面接を行いました。先期は冬と春の合計接触数が9199人だったので、今期は軽く1万人を超える感じです」
――そうね。説明会も人であふれてたもんね。北京地区だけで1万人を超えるんや…。日本でなら、人気企業並みのエントリーやね(笑)。
応募者は増えてるけど、IT系人材は国内も含めて、取り合いやなかった?