海外暮らしを経験
限られた食事の選択肢が転機に

 食べ過ぎによる体への負担を自覚してきたので、そうした生活と一線を引くことができたという徳田さんですが、その中でも大きな転機になったのは仕事で海外暮らしを始めたことだそうです。

「韓国に行っていたときは、お酒を飲んだ後に〆るという文化がなかったこともあり、深夜に〆のラーメンを食べるようなこともなくなりました。アメリカに行っていたときは、車社会で、お酒飲んで飲み歩くことが難しかったんです」

 たしかに、選択肢がなければ、誘惑もないですよね。日本ではそういうわけにはいかないので、電子マネーやクレジットカードを使わないようにして、決めた額の現金しか持ち歩かない、なんていう風に、自分で選択肢を減らしてみるのがいいかもしれません。
 
 海外暮らしの中でも、特に韓国の食文化に影響を受けたと言います。

「韓国料理って、脂っこいものがないんですよね。サムギョプサル(豚バラ焼き肉)だって脂を落として食べるし、冷麺も、鶏ガラでスープをとるけれど、その脂は除きます。ナムルはごま油を使うけれど、サラダではなく、温野菜としてたくさん野菜をとることができる。キムチみたいに発酵食品も多くて健康的です」

 韓国料理を食べ続けることで、体が楽になった実感が得られただけでなく、嗜好も変わり、大トロも前ほど嬉しくなくなってしまったと言います。

 ただ、「おいしいもの」へのこだわりは並ではありません。小学生の頃からお茶漬けを作る時でさえも出汁をとるほどの凝りよう。料理番組を観て自分で再現したり、料理上手でおいしいもの好きなお祖母様に食べ歩きに連れていってもらったりして“舌”を磨いてきました。

 今は、お子様の食事に“素食”を意識していて、添加物や市販のもの、お菓子などはできるだけ避けるようにしているほか、パンを控え、お米中心にしているそうです。「子供と一緒にプリンやカレー、餃子を作ったりしながら、ナチュラルなものの味を知ってもらうようにしています」。

 間食の習慣はありません。というのも、小さい頃にご両親から市販のお菓子をもらうことがなかったので、大人になった今も「間食を摂らなくても平気」。長年の習慣を変えるのは大変なので、子育て中の人は、子どもの時に間食しない習慣を身に着けられるよう、自分を律しながら家族で習慣を作れるといいですね。