J.D. パワーは「2017年日本新車購入意向者調査(New Vehicle Intender Study;略称NVIS)」を2017年9月に発表しました。1年以内に新車の購入を検討している人を対象とした本調査では、どんな結果が出たのでしょうか、人気モデルの移り変わりや購入予定者が注目する点などについて解説します。
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SUVを検討する人が増加!
J.D. パワーは2017年の「日本新車購入意向者調査(New Vehicle Intender Study:略称NVIS)」のトップ20までをご紹介します。ではその結果を見ていきましょう。
2017年の調査結果の大きな特徴は、SUV(スポーツ多目的車)購入を検討する人が増えている点です。軽自動車やセダンなど全8種あるボディタイプの中では、SUV購入の検討者だけが前回調査より増え、31%(前回27%)となりました。
モデル別ランキングを見ると、トヨタアクアがトップに、続いてトヨタプリウスとなりました。全体的に次世代自動車勢が強い中、SUVのトップはマツダCX-5(3位)が入りました。6位以下を見ても、SUVが4モデルランクインしており、SUVの注目度と人気を表す結果と言えるでしょう。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した2017年SUVの販売台数を見ても、国産登録車のみの場合で約45万5000台(前年比21.7%増)と人気の高さがうかがえます。
(オートモーティブ部門ディレクター 浦山浩一)
【調査概要】
J.D. パワー アジア・パシフィック
「2017年日本新車購入意向者調査(NVIS)」
今後1年以内に新車乗用車の購入を検討している消費者(現保有の有無、新車・中古車の別は問わない)を対象に、インターネットで計10,000人から回答を得た。調査項目は種類、仕様、重視点、ブランド認知度・好意度、検討ブランドとモデル、ブランドイメージ、新技術に対する興味や関心など。調査期間は2017年6月下旬から7月中旬。
関連サイト:J.D. パワー ウェブサイト http://japan.jdpower.com/