親権を得るために
夫が画策すること

2.突然、育児を積極的に手伝い始める。

 夫婦が離婚するにあたり、未成年の子どもがいる場合、どちらが引き取るのか(=親権)を決めなければなりません。

 夫が今まで家庭を顧みない仕事人間で、子どものことに無関心で育児に協力しなかったのに、突然仕事から早く帰ってきて家事や育児を手伝ったり、休みの日は子どもの相手をしたり、子どものことをよく口にするようになったら、それは離婚に向けた「親権対策」だと考えられます。

 特に妻が子どもにテレビやDVD、スマホを見せて遊び相手をしないことを逆手にとって、夫が子どもを公園や海岸、運動場などに連れ出して遊んだり、妻がシーツや枕カバーを洗濯する回数が少ないのに目をつけて、夫が自ら進んで洗濯したりします。

「まだ4歳なんだから外で走りたい年頃だろう!」「清潔な環境で育てたいと思わないのか!」と、「夫>妻」の優劣をつけるような発言を繰り返していたら要注意です。

3.突然、子どもの前で妻の悪口を言い始める。

 子どもがある程度の年齢の場合、親権は親が勝手に決めるのではなく、子どもの気持ちを尊重するのが原則です。「離婚したら父親と母親、どちらと一緒に暮らしたいか」と尋ねたときに父親を選ぶよう、妻が子どもから嫌われるように仕向けます。

 例えば、妻が玄関で靴を脱ぎっぱなしだったとき、夫が子どもに「ちゃんと揃えないといけないよ」と囁いたりして、妻が子どもの前でキレるように小言を言い続けて挑発し、子どもの中で「夫>妻」になるよう刷り込むのです。

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離婚で整理が必要なお金まわり

4.突然、妻から家族カードを取り上げる。

 妻に渡していた夫名義のカード類(クレジットカード、カードローン、キャッシュカード)を回収したり、そして夫の口座からの引き落とし分のうち、妻名義のものは停止したりし始めたら危険信号です。

 今までは夫が妻に家族カードを渡し、妻は使い放題だったかもしれませんが、自由にお金を使わせてきた理由は、結婚生活を続けるのなら機嫌をとったり、顔色をうかがったり、波風を立てない方がいいからです。

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