中国の電子マネーが爆発的に成長している。
このままだと、日本の送金決済システムを、中国に支配されてしまう危険がある。
これは、外国製品に市場を奪われるという従来型の貿易摩擦の問題とは異なる。経済社会の基本インフラを他国に握られる危険だ。この問題の深刻さについて、日本人は危機意識が薄いように思う。
こうした事態にならぬよう、日本は中国より優れたキャッシュレス社会を構築する必要がある。
それに成功すれば、日本は、経済再生の切り札を手にすることになるだろう。
キャッシュレス決済比率は19%
世界に大きく立ち遅れ
3メガバンクが、スマートフォンを通じた決済のためのQRコードの規格統一化で連携するとの報道があった。
この動きはぜひ進めるべきだ。なぜなら、日本はキャッシュレス化で著しく立ち遅れているからだ。