世界の最も優れたフィンテック関連企業のリストである「Fintech100」2017年版で、中国の〓蟻金服(アントフィナンシャル、〓の文字は虫へんに馬)、衆安保険(ジョンアン)、趣店(キューディアン)がトップ3を占めた。
世界のトップ3を
中国フィンテックが占めた
トップ10のうち中国企業が5社を占めている。これはアメリカの3社より多い。トップ100に入る中国企業は、14年には1社だけだったが、15年には7社となり、17年には9社となった。
これらの中には、日本に進出し、日本の金融機関の競争相手となり、その事業を奪う可能性を持つものがある。
日本の金融業が中国フィンテックに席巻される日の到来は、決して空想事ではない。その可能性は、急速に現実的なものとなってきた。
日本の銀行や保険会社は、この脅威にどう対処すべきか?