まだまだ、円高局面が続くが、2月末頃から円安トレンドへの転換がついにくると川合さんは予測している!

★米ドル/円の予測
2~3月中の円高推移を経てその後はついに円安転換へ!

 米ドル/円は、1月の月足を含め、3カ月連続の陰線引けとなり、円高/ドル安トレンドに変化はありません。

 昨年の8月以降、月足の終値ベースでは76円50~60銭の下値抵抗を割り込むことなく、低位揉み合いの状態が続いていました。しかし、1月の終値は76円26銭となり、割り込んで終了し、半年間の揉み合いを下方向へ抜け始めたことにより、当面はドルの下値余地を探る動きが続くでしょう。

 ファンダメンタル面では、米住宅市場の回復の遅れが目立つ一方で、雇用や製造業関連指数は着実に改善傾向を示しています。今後の米国経済は急激な悪化には陥らずに低空飛行を保つでしょう。ただし、企業業績の割には株価が高い水準にあるので、大きな調整があった場合、株価の下落につられて米ドルが急落する可能性もあります。

 しかし、パニックが起こる可能性は低く、ドルが急落しても72~73円が限度で、2~3月中に歴史的な大底を見て反転、長期的な円安トレンド入りの可能性が高いと予測しています。