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目標はあるのに、なぜか体が動かない。その原因は、根性不足ではなく「期待値の設計」にあるという。脳科学者である筆者によれば、脳は「この先にいいことがある」と具体的に想像したとき、初めてドーパミンを出し、行動を後押しするという。やる気を引き出す鍵は、目標そのものではなく、その手前にあるのだ。※本稿は、脳科学者の西 剛志『脳科学でわかった仕事のストレスをなくす本』(アスコム)の一部を抜粋・編集したものです。
メリットを書き出すと
「ドーパミン」が出る
ドーパミンを出してストレスをなくす方法は、ほかにもあります。
それは、仕事などをする際に、「それがもたらしてくれる具体的なメリット」を複数書き出すことです。
ドーパミンは、脳が「この先に報酬がある」「これをやれば、きっといいことがある」といったように、未来に期待したときに分泌され、私たちの行動を促します。
たとえば、わざわざチケットを買って映画館に行く時間をつくるのは、「この映画は楽しめるはずだ」という期待があるからです。
同様に、「温泉で癒やされるだろう」「美味しいものが食べられるだろう」と期待するからこそ、私たちは旅行に行く気になるのです。
人が努力を続けられるかどうかは「期待値の設計」にかかっています。
「それをやることによって何が得られるか」を具体的にイメージできたとき、ドーパミンが分泌され、内発的動機が自然に立ち上がり、行動することができるのです。
「資格を取ろう」「プロジェクトを成功させよう」「運動を続けよう」などと決意したとき、漠然と「頑張ろう」と思うだけではドーパミンが出ず、なかなか行動に移すことができません。







