「駅近タワー」の圧倒的な強さ
「地域一番」の取引物件とは?

 駅は山手線内側という条件が有利だったが、億ションには物件の特徴が顕著にある。それがタワーである。タワーの定義は20階以上だが、最近のタワーは35階程度ないとランドマーク性に欠けるようになってきた。億ションとして中古成約した戸数が多い物件を30位までランキングすると、タワー以外は4件しかない。これは圧倒的と言って過言ではないだろう。

 また、こうした物件属性が先ほどの駅ランキングを形成することがわかる。浜松町駅は東京ツインパークスが総戸数1000戸で、その成約戸数が億ションの大半を占める。同様にして、先ほどの山手線の外側の駅には代表的な大規模・タワー物件が存在する。最寄り駅が山手線の外側になるのは、上位30棟のうち6駅(表では赤く塗っている)しかないのがその証拠だ。その6駅は以下だ。

・勝どき駅のTHE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョー・タワーズ)

・二子玉川駅の二子玉川ライズ タワー&レジデンス

・月島駅のセンチュリーパークタワー

・代官山駅の代官山アドレス

・豊洲駅のアーバンドック パークシティ豊洲

・都立大学駅の深沢ハウス
 
 これらはタワー物件である確率は高いが、深沢ハウスなど駒沢公園に隣接した大規模物件もある。ロケーションがパークサイドという好立地で、大規模物件は稀少性が高い。これ以外にも、億ションで取引されるには物件として「地域一番」であるケースが非常に多い。その周辺では築年はどうあれ、一目置かれる物件でないと代替性が強くなり、価格が高値安定にならないものだ。