【第3回】「相手が黙った時の『間』が苦手…」そんな「沈黙恐怖症」は、今すぐ治る！

「聞き役に回る勇気」を持って、沈黙を克服しよう

　もうひとつ、マスターの言葉を紹介しておきましょう。

　深く考えさせられる言葉です。「聞き役」に回る勇気を持つ、という選択肢があることも、ぜひ知っておいてください。

　とはいえ、そうは言ってもやっぱり沈黙は怖い……という気持ちもわかります。

　そこで、アドバイスです。相手が黙ってしまったら、相手と目線（の方向）を合わせるようにしてください。相手が下を向いていたら自分も下、右斜め上を見ていたら自分は左斜め上（同方向）と、同じ方向を見るようにします。マスターの「目線を変えて」という言葉は、奇しくも沈黙を克服するためのアドバイスを示唆してもいたのです。

　こうすることで相手に考える時間と安心感を与えることはもちろん、他にやることができるので、沈黙が気にならなくなってきます。

「しゃべりすぎ」や「沈黙の対処法」については、『「聞くだけ」会話術』の第４章で詳しく書きましたので、そちらもご参照ください。

※次回は、「説得力のあるトークがしたい！」という相談にお答えします。お楽しみに！

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