皆さんは、「時間栄養学」をご存じでしょうか?
「時間栄養学」とは、特に一昼夜を周期として表れる生活リズム(日周リズム)をベースにした体内時計の働きに基づいて、「いつ、何をどれだけ、どのように食べるのがいいのか」を考える学問です。
※参考:『時間栄養学』(女子栄養大学出版部)
この時間栄養学を理解した上でダイエットをするのとしないのでは、結果が大きく違ってきます。では、いつ、何をどれだけ、どのように食べれば効果的なダイエットにつながりやすいのでしょうか。今回は、時間栄養学から考えた、理想的な食事時間や内容について解説します。
理想的な食事のタイムテーブルは、
朝食7時、昼食12時、夕食19時
まず、時間栄養学の観点から考えたいのが、食事のタイムテーブルです。ダイエットしたい人は、以下のような時間帯に食事を取るのがおすすめです。
(1)夕食があまり遅くならない生活スタイルの方
朝食…7時
昼食…12時
夕食…18時~21時までに食べる
(2)夕食が遅い(21時以降)生活スタイルの方
朝食…7時
昼食…12時
分食…16時~17時の間
夕食…21時以降
朝食は7時、昼食は12時、夕食は19時くらいに取るのが理想的ですが、この時間を守って食事ができる方は少ないかと思います。21時以降に帰宅してから夕飯を食べる人もいるでしょうし、飲み会の予定が入る日もあるかと思います。
そんなときは、食事を分食したり、食べる量を調整したりするなどして、柔軟にコントロールしていけば問題ありません。例えば、飲み会の日は昼食の量を抑える、食べ過ぎた次の日は1日の食事量や質を意識するなど、1日、あるいは3日単位くらいで食事を調整していきましょう。