保護主義が台頭
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 支持率低下が続く中で、秋の中間選挙を控えるトランプ政権が保護主義的な通商政策を立て続けに打ち出している。

 1990年代から始まった今回の「第2次グローバリゼーション」もかつてのように保護主義の広がりで中断を余儀なくされるのだろうか。そもそもグローバリゼーションやイノベーションに対し最も寛容なアングロサクソンの国々で“トランプ現象”や「Brexit」(英国のEU離脱)が起きたのはなぜだろうか。

第1次グローバリゼーションは
保護主義台頭で「中断」

 19世紀初頭、西洋の国々は、「農業社会」から「工業社会」への移行を開始し、人類史上初の成長の時代が訪れた。

 英国で蒸気機関が実用化されて、モノの移動コストが大幅に低下した結果、生産地と消費地を切り離すことが可能となり、第1次機械時代(ファースト・マシン・エイジ)と共に、「第1次グローバリゼーション」が始まったのだ。

 それ以前は、モノの移動コストが大きかったから、人類は消費地での生産を余儀なくされていた。