商品企画の大失敗!賞与分を置物で代用するのは認められるか?
売り上げを伸ばすため、社長がパンダの置物を企画・販売したところ、不評で多額の損失を出し、ボーナスが払えなくなる事態に!賞与をパンダの置物で代用したら……(写真はイメージです)

雑貨の企画・販売を手がけていた社長は、毎年の利益を確保するために2年前から100円ショップにも販路を広げていた。さらに売り上げを伸ばそうと、社長がパンダの置物を企画・販売したところ、不評で多額の損害を出してしまう。そのためボーナスが払えなくなる事態に。社長は賞与分をパンダの置物で代用しようとするのだが…。(社会保険労務士 木村政美)

<甲社概要>
 ファンシーグッズを中心とした雑貨の企画・販売を手掛ける。創立15年。従業員数20名。取引先の雑貨店に商品を卸すことが主であり、顧客からの要望で商品を企画販売することもある。毎年の利益を確保するために2年前からは100円ショップにも販路を広げたり、A社長の趣味でもあるネットオークションへ出品等の工夫で売り上げを維持していた。
<登場人物>
A:社長。50歳。趣味はネットオークション。売り上げを伸ばすため、さらなるヒット商品を考えることで頭がいっぱい。
B:50歳。営業部長。
C:営業課長。40歳。
D:A社長の大学時代の同級生で社労士。

パンダの赤ちゃん誕生ニュースに
アイデアが閃く!それは…

 ある日、A社長は自宅のリビングでソファーに寝そべりながら、テレビのニュースを見ていた。国内のとある動物園で生まれたパンダの赤ちゃんの様子が画面いっぱいに映し出されたその時、パッとアイディアが閃いた。

「よし!これだ!」

 A社長は早速、パンダグッズのデザイン作成に取り掛かった。そして2ヵ月後、パンダの赤ちゃんの置物が完成した。「おおっ!なんてカワイイんだ!?これは絶対に売れるぞ!!」と自画自賛、近くにいたB課長に言い放った。