「う~ん、バランスファンドは日本比率が高めなのが気になるし、シリーズファンドから自分で選ぶのも面倒だな……」

 そんな人には、もう1つおすすめ情報があります。

 2017年秋に楽天投信投資顧問とバンガード・インベストメンツ・ジャパンが、楽天・バンガード・ファンドを立ち上げました。このなかでも「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」という商品は、先進国株式・日本株式・エマージング国株式の3つを時価総額に応じてカバーしています。真の世界分散を実現しているうえ、信託報酬は低めで、購入時手数料と信託財産留保はなしですから、かなり魅力的な株式インデックス投信だと言えるでしょう。

インデックス投信をはじめる人が、いちばん最初に買うといい銘柄は?


 今後もラインナップの拡充が図られる予定ですので、将来的には同様、債券ファンドなどが発売される可能性も高いと思いますが、現時点ではまだ株式インデックス投信だけが出ています。当面は、この世界分散株式インデックス投信に、他社の「先進国債券」「日本債券」を加えてアセット・アロケーションを行うのも有効な策かと思います。

 なお、アセット・アロケーションは、少々の割合の違いは、長期的に見ればほとんど大きな問題にはなりません。あとから変更・調整も可能ですから、あまり悩まずとりあえずはじめてみてください。ここの内容をまとめておきます。