ある40代の女性が
離婚した理由

 ある40代の女性が離婚した理由はこうだった。

「離婚した原因?私の手料理を食べる時に、元夫が無反応だったから!」

 つまりこういうことだ。元夫は腕によりをかけて作った彼女の料理に「おいしい」どころか「ごちそうさま」も言ったことがない。

 当然理由を尋ねた彼女に、元夫はこう言い放った。

「おいしいから食べるのであって、まずければ食べない」

 筆者はそれを聞いただけで「離婚やむなし!」と判断した。

 家庭内料理担当者にしてみれば、仕事への対価はお礼の言葉だけであるはずなのに、それさえも消えてしまうならば、ヤル気と充実感はしぼみ、最低限の義務を果たせば、それでいいという気持ちになってもやむを得ない。このようにして「おいしかったよ」どころか「いただきます」も「ごちそうさま」もないテーブルには、ラップをかけられた皿が並べられるだろう(皿があるだけ、まだマシだが)。

 食卓風景を一例に挙げたが、筆者は妻の頭に離婚がよぎるポイントは下記5項目であると推測している(暴力、浮気、生活費を渡さないなどは論外)。

(1)夫は「おはよう」「ありがとう」という基本的会話すら幼稚園で習得できなかった。
(2)妻の話に適当に相槌を打つ振りをしながら、テレビのプロ野球中継に夢中になり、打球が高々と上がってスタンドに向けて飛んでいくシーンに「お、打った!ホームラン!!」といきなり叫ぶ。
(3)妻の話を最後まで聞かずに、単刀直入に「結論を言え、結論を!」とせかす。
(4)家族の一大事には自己中心的な態度を取るか、逃げるかの2択しか持ち合わせの駒がない。
(5)1人でいるより2人でいる方が寂しく感じる。

 つまり、何年もの年月を経て、

夫といても楽しくない
 ↓
夫がいると苦痛
 ↓
夫がキライ

 という行程を辿るのだ。