「定年離婚」される妻に、夫が愛想を尽かす5つの瞬間(写真はイメージです)

前回「『定年離婚』される夫が知らない、妻が溜め込む恨みの正体」は夫が「定年」という節目を迎えた時に「離婚」に踏み切る妻がいることを綴ったが、ここ最近の取材で、逆パターン、つまり夫側から定年時期に妻へ「三行半」を突き付けるケースも決して少なくないことに気が付いた。今回は夫が長年連れ添ってきた人生の伴侶である妻に愛想が尽きる“瞬間”について5つのタイプに分けて紹介しよう。

 夫が長年連れ添ってきた妻に愛想が尽きる“瞬間”を考えたことがあるだろうか。実は妻に愛想が尽きる話を分析してみると、5つのタイプ(1.過ぎる妻2.不機嫌な妻3.生霊妻4.愛なき妻5.支配したがる妻)に分けられることがわかった。以下、順に事例を交えながら述べていこう。

1.過ぎる妻
老後を一緒にやっていける自信がなくなった
夫が明かす離婚決意の引き金事件

 諺にもある通り「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ということは家庭生活においても重要だ。その典型例が「片付け過ぎる女」である。

 定年したら妻に離婚を切り出そうと考えている武さん(59歳)に理由を尋ねたところ、「妻の掃除」と言うので、筆者は尋ねた。

「奥様は家事が不得手なのですね?」

 すると、「いえ、違います。妻の家事は完璧です」と予想していた事実とは真逆の答えに驚いた。