「変形性膝関節症ですね。変形はそんなにひどくないので、じきに痛みは引きますよ。痛み止めと湿布を出しておきますね」

 膝の曲げ伸ばしと触診、レントゲンを撮った後、医師からそう告げられた。

「あの、骨肉腫とか、大丈夫ですか」

 念のため質問すると、

「えっ、大丈夫ですよ。ほら、レントゲンの画像を見てください。確かに変形はしていますが、キレイでしょ。これが骨肉腫だと、周辺の骨が虫に食べられたように壊されていたり、いびつな形の骨ができていたりします。全然そんな兆候はありません」

 医師は、安心させるようにほほ笑んだ。

 さて、ひとまず安心して帰宅した敦子さんだったが、その後も痛みは消えず、結局翌週には紹介状を書いてもらい、大学病院を受診した。

 仕事も家事も忙しい敦子さんには、1週間以上にわたって「安静にして様子を見る」などということは不可能だった。何より気持ちに余裕がない。

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「変形性膝関節症ですね。でも、関節は変形していますが、軽症です」

 近所の整形外科よりも丁寧にレントゲンを撮り、関節液等の検査も行った後、医師はやはりそう告げてきた。