1636年創立のハーバード大史上初!
卒論に「コンサート」を加えた新スタイル

 ハーバード大学から娘が受賞した「最優秀論文賞」のすごいところは、娘は自分が学んだバイオリンのスキルと音楽性を生かしたいと熱烈に思うあまりに、ハーバードの先生方を説得して、1636年創立のハーバード大学歴史上初めて、卒業論文に「コンサート」を加えた新しいスタイルの卒論を許可してくれた、その大学の柔軟性と心意気と進取の気性、なのです。

 コンサートのために娘は、連日連夜バイオリンの練習を重ね、伴奏や共演は全員国際コンクール受賞歴のある、学問と芸術の両道をいく素敵なハーバード生たち。古典の名曲から南米大陸の近代曲、なんとマッキントッシュのパソコンを駆使した現代曲まで弾きこなしたうえで、しっかり論文まで書き上げた結果、先生方が娘をほめてほめてほめちぎるために与えてくれたのが「最優秀論文賞」なのです。

 また、その後入学したジュリアード音楽院も、卒業式のセレモニーの最後に、
「これから優秀な学生たちを表彰します」
 というアナウンスがあり、音楽部門で2人しかいない「最優秀音楽賞」で壇上から、
「Sumire Hirotsuru」
 と名前を呼ばれ、嬉し泣きしながらステージにかけ上がり、拍手喝采の中、先生と抱き合い、もう1名の受賞者と大きなハグをしていた娘の姿は忘れられません。

 これもまた、娘をほめてほめてほめまくって育ててくれたジュリアード音楽院が、最後のご褒美にくれた究極のほめる愛情なのです。