現在、ハーバード大学(学部課程)に在籍する廣津留すみれさんに、留学生活と課外活動についてインタビューしました。意外にも、いわゆる「ガリ勉」タイプは少ないというハーバード大生。そのリアルな学生生活に迫ります。
(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部)
夏休みは、3ヵ月たっぷりあるけれど、
学校にボランティアにと、予定はびっしり!
今回取材をしたハーバード大学の、この秋に2年生になる廣津留さん。
大学ではオーケストラに所属し、バイオリンを演奏しています。
勉強に忙しそうなハーバード大生ですが、課外活動との両立は可能なのでしょうか。
編集部 今(7月)はちょうど夏休みの時期ですか?
廣津留さん(以下、廣津留) 夏休みは、5月の半ばに始まりました。休みは8月末までです。
編集部 ずいぶんと長いお休みですね。宿題などはあるのですか?
廣津留 特にありません。
編集部 ではゆっくり過ごせそうですね。どんな風にお休みを過ごしているのですか?
廣津留 私はHarvard Radcliffe Orchestraというオーケストラに所属しています。6月に2週間にわたりイスラエル・ヨルダンを巡る演奏ツアーを行い、夏休みのスタート時期は、リハーサルで忙しかったですね。
今は日本に戻り、故郷の大分で、アメリカ、カナダ、日本の現役ハーバード生を呼んで日本の小・中・高校生と英語でディスカッションやライティング・プレゼンを行うSummer in JAPAN 2013というイベントを8月前半に企画していますので、そちらの準備に追われています。
8月後半はオーストリアのザルツブルグ音楽祭に行って、バイオリンのマスタークラスを受けに行こうと思っています。
編集部 うわ、予定はびっしり。世界中を渡り歩いて忙しい夏休みですね。
廣津留 ハーバード大学に入学する学生たちは、それまで勉強だけではなくスポーツや音楽など、何かに打ち込んできた人がほとんどだからか、皆、毎日予定が詰まっている中で忙しくしています。でも、中学や高校時代から部活と勉強を両立してきたとか、ずっと多忙な生活を送ってきているからか、特に戸惑いはなく、大変ながらも楽しくやっている。そういう印象の人が多いです。