実際、最新のシステム開発では、プランから実装までを順番に行うウォーターフォールと呼ばれる手法から、アジャイル開発とかDevOpsと呼ばれる手法にシフトしてきています。これは、早めに失敗してすぐに修正するということを可能にするアプローチです。早く失敗すれば、修正も小さくて済みます。そのためには、なるべく多くのフィードバックを多面的に得られるように、早くマーケットに出したり、ユーザーに使ってもらったりする必要があります。

 今までなら「こんな出来でよくリリースしたな」というアプリケーションが、スマートフォンのストアに出ていたりするのは、まさにこういったアプローチの表れでもあります。

 日本人は失敗をなるべく避けようとします。もちろん、シリコンバレーでも失敗をしたくてするわけではないでしょうけれど、失敗はチャレンジにつきものだ、という合意があるそうです。

 まだまだ日本人には「石橋を叩いて渡る」という精神を持つ人が多く、たくさん時間が浪費されてしまう傾向があります。そんな日本人にもどうやって早めに失敗をさせて、それを克服して成長してもらうか、その道筋をどう作っていくか。これが今の私に必要なチャレンジなのではないか、と気づかせてもらえた素敵な対談でした。

(プレゼンテーション・アドバイザー 澤円)