「足首の形は、左のほうに問題がある。ねん挫や骨折、子供の頃、階段や滑り台から落ちたことなどが、ずっと影響していることが多い。こうやって、自分の負の部分を知ることが大事なんですよ。自分でメンテナンスを心がけると、状況は変わってくるのです」

 取り揃えられているエッセンスオイルは常時、20種類以上。ローズマリーのオイルを湯に入れると、記憶力がアップするという。また、元気がない人には、オレンジの香りがいいらしい。

 このままの状態で右手から順番にほぐしてもらっていると、うつらうつら眠くなってきた。

「肘を治すことによって、肩の位置も変わってきます。肩こりや首の調整をするときは、原因の手からほぐさないと意味がない」

 体がだんだん温まってきた。湯に浸かる右足が少し内側のほうを向いているのも、バランスが悪いからだという。

 そこで、アクチベーターという器具を使って、ダダダダダという振動を右のふくらはぎに当ててもらった。脊椎が瞬間的にリセットされる効果があるらしい。

「時間が経つと、また戻ってしまう。ただ、3週間に1回くらい、リセットを繰り返していくことによって、変わっていくんですよ。期間は人によって違います」

 こうして再び、体重計を測ってみた。左右の差は、わずか3ポンドほどの違いだ。原因は病気でなく、筋肉の硬さだった。

「池上さんもクリスマスブーツ状態で、足としてはうまく機能されていない。ふくらはぎをもっとメンテナンスしてあげれば、疲れは取りやすくなると思います」

心の回復は体を改善することから

 ここは、口コミだけで、宣伝はしていない。基本的に女性専用だが、紹介などがあれば男性でも対応しているという。

「心が病んでいる人には、家で何かを説得するよりも、気持ち良くしてあげたほうが早いんです」 

 考え方を変換させる認知行動療法とは、また違ったアプローチだ。

 体の構造を勉強すると、自分の体を客観的に見ることができるというのは、当事者だけに限らず、興味深い話である。