『週刊ダイヤモンド』9月8日号の第1特集は「まだまだあった不動産投資の罠」特集。特集に掲載した「勝ち組メガ大家座談会」で司会を務めてくれた、コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ代表の玉川陽介氏が実際に使っている「物件管理シート」を、読者特典として提供します。
中、上級者の不動産投資家ともなれば保有する収益物件が増え、管理が大変——。
そうした悩みにお応えするために、総額100億円を超える収益物件を保有するコアプラス・アンド・アーキテクチャーズ代表の玉川陽介氏が作成し、実際に活用している「細かすぎるけど役立つ不動産管理エクセルシート」を提供しよう。
まずは物件の概要について。戸数や空室状況、稼いでいる賃料から、管理費や固定資産税などの税負担まで網羅。さらに、物件ごとの残債や金利の利率などの融資状況まで管理できる。
また財務会計も万全だ。自身が代表を務める全法人の単体と連結の損益計算書に加え、貸借対照表が一覧で表示される。さらに、実態に応じて個別の物件の数値を修正すれば、連結財務諸表も自動的に修正される大変便利な仕組みとなっている。
このシートを活用するメリットは、自身が物件と財務の両方を把握できることだけではない。金融機関との交渉の際に大きな力を発揮することになる。いわゆる〝どんぶり勘定〟ではなく緻密な投資を実践していることのアピールになるため、融資担当者の信頼を得やすいからだ。
玉川氏ほど個人で大規模な不動産を運用している投資家はそう多くはないだろう。だが、玉川氏は「3~4棟のマンション所有であっても管理する戸数は50戸ほどになり、もはや暗記では追い付かない。エクセルなどで管理した方がはるかに効率的だ」と話す。
中・上級者向けとはいえ、初心者やこれから不動産投資を始めようという人であっても、本シートに学ぶべき点は多い。勝ち組不動産投資家を目指すならば、ぜひ活用することをお薦めしたい。