──店舗事業で好調だったものは何かありますか。

 生鮮食品です。西友は、品ぞろえの最適化を図りながら、品質をよりよくしていく取り組みを進めています。特に、青果、畜産の数字がかなり伸びています。

 これができるのは、「アンガスビーフ」のように、ウォルマートのグローバル調達網を活用して、スケールメリットで高品質の商品を安く仕入れられるような、もともと優れた商品があるからこそできる施策です。

 世界中を見ても、生鮮食品はネットスーパーと同様、ウォルマートグループ全体で成長している分野です。

──価格政策についてはどのようにお考えですか。

 価格は下げ続けます。それが、われわれのビジネスモデルだからです。常に効率改善することによって、無駄なコストを削減し、浮いたお金を商品の値下げに投資します。このウォルマートのビジネスモデルがあったから、西友は長く存在し続けることができています。

 EDLP(エブリデー・ロー・プライス)施策の1つである「プライスロック」は、お客さまからも高く評価していただいています。プライスロックは、お客さまに対して3ヵ月間価格を固定するという約束です。今年5月にはさらに食品・日用品のプライスロック対象商品を約600品目追加し、平均で7%値下げしました。今後も対象商品を拡大していく予定です。

──さらに効率的な店舗運営をするために、どのようなことに取り組んでいますか。

 現在、より店舗を効率的に運営するための実験をしています。物流センターから店舗までの商品の運び方や、品出しのプロセス改善、それぞれの部門での管理方法。それらすべてのやり方を見直しています。もちろん、接客レベルは落とさずに、です。

 店舗効率化によるコスト削減効果を、商品価格や品質・鮮度および利便性に再投資することでお客さまの価値を高める「私たちの約束」プロジェクトを進めており、その実験を柏東店、竹の塚店、永山店の3店舗で実施しています。下半期にはもう1店舗追加する予定です。そこで得たノウハウを新店や改装店に反映し、広げていきます。