がん入院でも86%が
30日以内に退院している!

 では、がんの入院ならどうなのか。傷病全体よりも、がん入院のほうが長めなのか、それとも変わらないのか。気になったので、「新生物」の入院データを拾ってみた。

入院の半分以上が10日未満、短期化時代に医療保険は必要か©深田晶恵 ダイヤモンド社 2018 禁無断転載

 がん入院は、「10日以内」は46%に留まり半数には満たないが、「30日以内」は86%と病気全体のデータ「83%」よりも多数を占める。がん入院は手術を伴うことが多いため、4日以内の入院が少なく、5~30日が占める割合が多いからだろう。いずれにせよ、がん入院でも短期化の傾向にある裏付けがとれた。

 さて、この結果を見てみなさんはどう思うだろうか。

 保険会社は入院短期化を踏まえ「短期入院保障特約」の販売に力を入れている。入院給付金は入院日数が少ないと受け取る給付金が少なくなるため、「日数にかかわらず5万円、10万円といった一時金が受け取れる特約を付けると安心ですよ」といったセールストークで売られる。