あなたには、かなえたい夢や目標がありますか? その実現に向けて、具体的な行動に移せていますか? どちらもまだだけど、なんとなくもやもやしているこの現状から抜け出したいというなら、本連載がきっとお役に立ちます。『逆算手帳の習慣』(ダイヤモンド社)を上梓したコボリジュンコさんは、同書の中で、夢をかなえる具体的な方法を公開しています。本連載では、ふわふわした夢を現実に変える「逆算思考」と「手帳術」について、わかりやすく解説します。
これから、どうしたらいいのだろう?
「やりたいことですか? ぼんやりとならあるけど……」
「とにかく今のままじゃ、嫌だ! じゃあ、どうなりたいかって? それはわからないなぁ」
「なんとなく不安なんだよね、なんとなくだけど」
こういう「なんとなく」な思いにとらわれることはありませんか?
曖昧でつかみどころがなく「ふわふわ」して、霧のように「もやもや」漂っているような状態です。
しばらく放置しておけば消えてなくなることもありますが、いつまでもゆらゆらと居座ってあなたの心を重苦しくさせているかもしれません。
そんな「ふわふわ」や「もやもや」をスッキリ片づけて、晴れ晴れとした気持ちになりたいですよね。
私も「もやもや」に悩まされ、「ふわふわ」で落ち着かない宙ぶらりんな時期がありました。下の図の2つの山の右側のような状態です。
私の「もやもや」の正体は、時間を浪費している焦りでした。時間、もうちょっと突き詰めて考えると、自分の命を無駄遣いしているように感じていたのです。
「こんなことしている場合なんだろうか?」
「もっと有意義なことが出来ると思うけど、それがなんだかわからない」
こんな思いにとらわれていました。
自分なりに頑張っているけれど、どうなりたいか、何をやりたいのかというハッキリとしたゴールが無く、結果的には山のふもとをウロウロして努力が空回りしていました。
やりたいことがあるような、ないような。「ふわふわ」して捉えどころがありませんでした。
そんな状態から抜け出すことが出来たのは、何を目指すかを決めたからです。
先ほどの2つの山の図の左側に変わったということです。
最初は「ふわふわ」して曖昧だった目的地も、今ではかなり具体化して焦点が絞られてきました。到底無理だと思っていた大きな目標も、小さな目標をひとつずつクリアすることで、徐々に近づけています。
もし、今のあなたが先ほどの山の右側のような状態だとしたら、本連載でお伝えする「逆算思考」と「手帳術」の組み合わせを試してみてください。
この2つの組合せで、山の左側のようなスッキリした生き方が出来るようになります。
もし今のあなたがすでに着々と前進しているのであれば、このやり方を導入することで、さらにスピードアップが出来るでしょう。