を巡り、連邦捜査局(FBI)の捜査範囲をホワイトハウスが制限しているとの批判が高まっている。野党民主党は、カバノー氏を告発した3人目の女性への聴取をドナルド・トランプ米大統領が認めていないと主張している。議会上院の共和、民主両党は先週、上院本会議でのカバノー氏の承認採決前にFBIが1週間だけ捜査することで合意した。その後トランプ氏や政権幹部は、FBIの聴取対象を限定しているとする報道に反論している。捜査範囲はホワイトハウスが決めているが、詳細は明らかになっておらず、今後変化する可能性もある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は9月29日、カバノー氏から性的暴行を受けたと告発した女性2人は聴取対象に含まれているものの、3人目のジュリー・スウェトニクさんは除外されていると報じた。スウェトニクさんは先週提出した宣誓供述書で、数十年前に参加したパーティーで性的暴行を受けたとし、その場にいたカバノー氏が女性たちを深酔いさせようとしていたと主張している。ただカバノー氏に暴行されたとは述べていない。カバノー氏は性的暴行をめぐるすべての疑惑を否定している。