マイク・ペンス米副大統領は4日に予定される演説で、中国政府が米国の中間選挙や世界政治に影響を与えようとしているとして痛烈に批判する。ホワイトハウスが提供した演説原稿の抜粋によると、先週ドナルド・トランプ大統領が国連で展開した主張を拡大させるような内容だ。トランプ氏は、米国の厳しい貿易政策を阻止し自身を大統領職から追いやるため、中国が今秋の米中間選挙に介入していると非難していた。米政府当局者らによるとペンス氏の演説は、トランプ大統領と習近平国家主席の良好な関係には限界があると中国政府に示すシグナルだという。原稿の抜粋は中国政府に対する新たな措置には言及していないが、世界的に影響力を拡大させようとする国の不気味な様相を表現している。