米司法省は4日、一連のサイバー攻撃に関与した罪で、ロシア軍士官7人を起訴したと発表した。ロシアの組織的なドーピング疑惑を暴いた機関への攻撃も含まれるとしている。被告のうち3人は、2016年の米大統領選を前に、米民主党のサーバーにハッカー攻撃を仕掛け情報を盗んだとして、ロバート・モラー特別検察官からすでに起訴されている。司法省当局者によると、今回の起訴はモラー氏の捜査を受けたものではない。これに先立ち、英国とオランダ政府は、ロシア軍の情報機関(通称GRU)によるサイバー攻撃を確認したと発表。オランダ情報当局は、同国ハーグに本部がある化学兵器禁止機関(OPCW)に対するロシアのサイバー攻撃を阻止したとしている。