体の関係があることが多いパパ活。しかし、なかには食事やデートのみという契約も存在する。セックスなしというライトさに安易に手を出してしまう女性がいる一方、だからこそパパが「本気」になってしまうケースもあるようだ。(清談社 藤野ゆり)

おあずけ感が刺激となって
重い執着心を抱くパパも

エッチなしであるが故に、女性にのめり込むおじさんも少なくないあっけらかんとパパ活をする女性たちの一方、執着心を募らせてSNSアカウントをこっそり探したり、大学まで押し掛けてくるなど、暴走してしまう“パパ”たちもいる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 パパ活の多くは体の関係ありきで契約を結ぶことが多い。最初は「食事だけ」のつもりで始めても、稼げる額には限界があるし、結局のところ体の関係になってしまった方がより大金を稼げるからである。

 パパ活女子たちに話を聞いていると、一度おじさんと肉体関係を持ってしまえば「意外と大したことなかったな」と、あとはなし崩し的に二度三度と複数のパパと関係を持ってしまうパターンが多いように感じる。

 彼女たちの話を聞くに、自分に愛する彼氏がいようと、『パパ』に妻や子どもがいようと、そこにさしたる良心の呵責はないようだ。

 これが不倫であれば、もっと人間らしい罪悪感や絶望が彼女たちにも生まれるのかもしれない。愛情があるからこそ、人は複雑な感情に振り回される。

 パパ活女子たちにそうした感情の機微が見られないのは、彼女たちがパパ活をあくまで「仕事」としか見ていないからだ。だからこそ彼女たちは平然とパパ活をした後に彼氏に会う事もできるし、パパ活で得たお金でオシャレをしてデートを楽しむことだってできる。

 しかし、果たして「パパ」側はそこまで割り切れているのだろうか。当然、パパ活女子同様に「あくまでその場限りの、お金でつながった関係」だとドライに捉えているパパもいるだろう。しかし、なかには本気の愛情を持ち込んでしまうパパも存在する。特に、女性側が「エッチなし」と決めている場合、全てが手に入らないおあずけ感が刺激となるからか、重い執着心を持ってしまうパパがいるようだ。