新入りをイビる主任と黙認する次長・部長、パワハラ管理職トリオの末路
皆さんの職場ではパワハラ対策は万全か?(写真はイメージです)Photo:PIXTA

Aは念願かなって本社の企画部に配属された。ところが、上司のB主任から指示された仕事は雑務ばかり…。ある日、仕事のミスがきっかけで、主任がパワハラ攻撃を始める。Aはパワハラ相談窓口で人事部長に相談するが、その事情を知った次長、部長までがAに嫌がらせをする。心身とも限界だったAは体調を悪化させて休職。事態を重くみた会社は調査で、パワハラ上司3人を突き止めた。人事部長は3人にどんな処分を出すのか?(社会保険労務士 木村政美)

<甲社概要>
 イベントの企画立案・運営等を専門とする会社。従業員数は約200名。本社の他に乙、丙2ヵ所の支社がある。業績は好調であるが、企画部の退職者が他の部署よりも多いのが、会社の悩み。
<登場人物>
A:企画部員。30歳。卒業後甲社に入社。乙支社でイベント現場の進行責任者を担当。本社企画部で大規模イベントの企画立案の仕事がしたいという念願がかない、異動してきた。
B:Aの上司で主任。35歳。新入り部下を徹底的にイジメ抜く。過去に複数名の部下を退職に追い込んだ。
C:Bの上司で次長。45歳。Bのパワハラを知っているが、出世のことしか考えていないため、見て見ぬフリをしている。
D:企画の責任者で部長。50歳。次期専務候補に挙げられており、次長と同様、出世のことしか考えていない。
E:人事部長。「パワハラ相談窓口」の責任者兼相談員。社長の親戚。
F:人事部長の友人で甲社の顧問社労士。

異動後、直属の主任から
与えられた仕事は?

「クライアントに喜ばれるようないい企画をどんどん出してくれよ。直属上司はB主任だから詳細は彼に聞くように…」

 C次長からこう激励された後、Aは早速、B主任に着任の挨拶をした。