米国防総省(ペンタゴン)は11日、米軍事企業最大手ロッキード・マーチンが製造した最新型ステルス戦闘機「F35」の大半について、一時的に飛行を停止したと発表した。先月起きた米海兵隊の墜落事故を受けて、エンジン部品の検査を実施するための措置。当局者は今後48時間以内に約320機を検査すると明かした。検査対象となるのは米複合企業ユナイテッド・テクノロジーズ傘下の航空機エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニーが製造するエンジン内の燃料管。F35の製造工程に詳しい関係者らによれば、問題の燃料管は2016年より前に組み立てられた機体に使われており、世界で運用する同F35の約半分が該当する可能性がある。一部の機体はすでに検査を終え飛行を再開しているという。
米国防総省、F35戦闘機の飛行を停止 墜落事故受け
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