ドナルド・トランプ米大統領と側近らは数カ月にわたり、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を権力の座から引きずり下ろす意向を明らかにしてきた。しかし、それが実際に起きた時、両国ともに攻撃の激しさと速さに驚愕(きょうがく)した。8月以降、米国はベネズエラ周辺に軍艦、戦闘機、約1万5000人の部隊を集結させていた。爆撃機は定期的に威嚇飛行を行い、米情報機関の要員がベネズエラ国内にいることが知られていた。国防総省は、カリブ海で建物への襲撃や夜間飛行作戦の訓練を行う米軍の映像や、麻薬密輸船とされる船への数十回の空爆の映像を公開した。それでも、政権転覆を目的とする戦争には関わらないことを公約に掲げて当選したトランプ氏が、実際に実行するかについて、両国の政治家やアナリストらの一部は疑問を呈していた。