サウジアラビア政府に批判的だったジャマル・カショギ記者が失踪した件で、トルコの当局者らは16日、サウジの工作員らが在トルコ総領事の面前でカショギ氏に暴行を加えた末に殺害し、遺体をバラバラにしたと明らかにした。ドナルド・トランプ米大統領はサウジについて、有罪が証明されるまでは無罪とみなすべきだとくぎを刺した。サウジを訪問中のマイク・ポンペオ米国務長官は、サウジ指導部は関与を「強く否定」しており「本腰を入れて信頼できる捜査を行っている」と述べた。カショギ氏の失踪は世界的に非難を浴び、米国とサウジの関係をぎくしゃくさせている。カショギ氏は2週間前にイスタンブールのサウジ総領事館に立ち入った後、行方が分からなくなっている。