22日朝には藤沢市に編集部がある情報サイトも、花火大会の様子とともに「一方で見物客が残していったゴミが毎年課題となっており(中略)、翌朝には多くのカラスがゴミに群がり食い散らかすなどの状況が見られた」と写真付きで伝えていた。

 花火大会に限ったことではないが、こうしたイベントの後はごみが散乱し、主催者やボランティアが後片付けに追われるのは当たり前の光景だ。

 北海道帯広市の十勝川河川敷では8月13日、「第68回勝毎花火大会」が開催され、この時もツイッターに「皆さん(花火の)綺麗な写真ばかり載せていますが、これが現実です」などのコメントとともに、コンビニの入り口近くの画像が投稿された。

 ごみ箱に収納しきれず、あふれ出たレジ袋入りのごみの数々は山積みになり、手前の駐車場に転げ落ちてきそうだ。

 この花火大会では主催者が公式サイトで「会場にはごみ箱をご用意しておりません」と告知。ふじさわ江の島花火大会のように毎年、ごみの放置が問題になるため持ち帰るよう呼び掛けていた。結局、ごみは“会場”からは持ち帰られたものの、コンビニがとばっちりを受けるはめになった。

苦肉の策「ごみは置いていって」

 筆者は全国紙記者だったころ、朝駆け(※ネタ元の自宅前で待ち構え、夕刊用に情報を仕込む取材。対し、朝刊用は「夜回り」「夜討ち」)で大規模な花火大会の翌朝に会場近くを通ったことがあった。

 カラスがついばんで散乱し、夏場のため鼻をつく生ごみの臭い。明らかにポイ捨てされたとみられるペットボトルや空き缶、ごみが入ったコンビニのレジ袋。嘔吐したような痕跡も何ヵ所か目に入った。

 マンション前で顔を合わせたネタ元は、最寄り駅まで歩きながら「花火は家の窓から死角で見えないから、何の恩恵もない。酔っ払いが夜遅くまでうるさく騒ぐから迷惑なだけ」とうんざりしていた。