確定拠出年金制度に潜む3つの大きな問題
確定拠出年金は、特に課税される所得のある働く人にとって、「老後の備えに向けた自助努力にあって最も有利な手段」だといっていい。
企業型の確定拠出年金を導入している会社にお勤めの方は、可能な限り大きな金額で確定拠出年金を利用するのがいいし、勤務先にないサラリーマン(厚生年金はある)及びフリーランス(厚生年金がなくて国民年金のみ)の方は、個人型確定拠出年金(愛称「iDeCo」)を自分にとって利用可能な最大限まで利用することが得な場合が多い。
もちろん、運用の成否は自分の責任になる。しかし、それ以前に税制上のメリットが大きく、加えて現在の確定拠出年金制度で利用可能な掛け金額以上の将来への備えが必要な人が多いので、「確定拠出年金は可能な限り大きく使う」という原則が正解になる場合が多い。