ドナルド・トランプ米大統領は、米国で生まれた全ての子どもに市民権を与える制度を廃止する大統領令を計画していることを明らかにした。来月の中間選挙を前に移民政策への姿勢を一段と硬化させたが、法廷闘争に発展するのは必至だ。現在は親が市民権を保有していなくても、米国内で生まれた子には自動的に市民権が付与される。トランプ氏は29日の新興メディア、アクシオスとのインタビューで、出生地主義の見直しへの取り組みを「進めているところだ。大統領令で起きる」と語った。インタビューの内容は米国時間30日午前に公表された。トランプ氏は「入国した人が子を産むと、その子が市民になる国は世界で米国だけだ」とし、「ばかげている。終わりにしなければならない」と語った。