トルコ政府は、サウジアラビアが失踪した著名記者の捜索を支援するために当地に派遣した工作員が殺害の証拠を隠滅したとの見方を明らかにした。サウジ上層部が事前に記者殺害計画を知っていたという結論をさらに補強するものだ。トルコとサウジは、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子を批判していたジャマル・カショギ記者が10月2日にイスタンブールのトルコ総領事館内で殺害されたとしている。だが同月11日にトルコ当局の捜査を支援するためにサウジが代表団を送り込んだ際、同国はカショギ記者が生きて領事館を出たと主張していた。トルコ政府関係者によると、この11人のサウジ代表団のうち少なくとも2人は総領事館内と総領事公邸内の痕跡の除去という役割を負っていたとトルコ当局は判断した。
サウジ、工作員が記者殺害の証拠隠滅=トルコ
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