【ドバイ】サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは、国営石油化学大手サウジ基礎産業公社(SABIC)の株式700億ドル(約7兆8800億円)相当の取得に向けた大型の社債発行を中止した。代わりに、社債より情報開示の必要性が低い選択肢を検討しているという。複数の関係者が明らかにした。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、アラムコがSABICの株式70%の取得に向けて、原資の一部にするため社債発行で最大400億ドルの調達を検討していると報じていた。