これが8000万円の札束!
なぜ賞与は現金・手渡し?
武蔵野は、賞与を社員に現金で手渡ししています。
あえて銀行振込にしないのは、愛情を実感してもらいたいから。
同じ金額でも、通帳に記載された数字を見るより現金で受け取ったほうが、社員はうれしい。
これも私の愛情表現のひとつです。
前期(2017年度)の賞与総額は1億円に達しました。
電子決済があたりまえになったいま、8000万円の現金を用意するのは大変です。
銀行の支店にはそれだけの現金がないので、
今回は事前に本店から現金8000万円を取り寄せてもらった。
私自身、これだけの額の現金の塊を見たのは生まれて初めて。
メインバンクの支店長ですら、
「こんな札束を見たのは初めて」
と驚いていました。
銀行業界では、8000万円の札束(1万円札×8000枚)を
“座布団(ざぶとん)”
と呼んでいる。
賞与の袋詰めをした社員は、座布団を見てなおのこと驚いたでしょう。
私は拙著『数字は人格』の中で
「会社経営においては、『数字が人格』『お金が愛』」
と書きました。
社員の雇用を守るためには、お金が必要です。
どんなに口で素晴らしいことを言っても、
お金がなければ社員の生活を豊かにすることはできない。
社員のために使えるお金を持っている社長が、
愛のある社長です。