米アップルは、発売から1カ月足らずのスマートフォン「iPhone XR（アイフォーン・テンアール）」について、日本での販売をてこ入れするため、携帯電話会社への販売補助の提供を開始した。複数の関係者が明らかにした。XRはアップルの新機種の中で最も低価格のモデル。今週明らかになった生産計画の引き下げに加え、実質的な値下げを行うことは、XRの販売伸び悩みを物語っている。XRは他の2つの新機種に比べ機能が限られるものの、旧モデルで依然人気の高い「iPhone 8」などよりも価格が高い。計画を直接知る複数の関係者は、国内の主要携帯電話各社は早ければ来週にもXRの価格を引き下げる計画だと話している。値引き幅は明らかにしていない。