2年前に購入した筆者のテレビは素晴らしい。とても気に入っている。日曜日になるといつも、その48インチの4Kディスプレーの温かい光にどっぷりとつかり、のんびりと米プロフットボール(NFL)の試合を楽しんでいる。ここ数年に販売された多くのテレビと同様、筆者のテレビも「スマート」だ。アプリストアが利用でき、リモコンにはパスワード入力などに使用するためのフルキーボードが付いている。リモコン1つで全てを済ませたいと考える筆者にとって、スマートTVは魅力的なアイデアだ。しかし、毎回テレビをつけるたびに最初にするのは、ネット動画をテレビでストリーミング視聴できるようにするセットトップボックス(STB)「Roku Ultra(ロク・ウルトラ)」のスイッチを入れ、そのリモコンを手に取ることだ。なぜなら筆者のスマートなはずのテレビは、既にかなりスマートでなくなっているからだ。