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出版社と恊働で広告事業に取り組み
3年後には1億ドル超の規模を目指す
――マイク・マッキュー フリップボードCEOインタビュー

【第11回】 2012年5月18日
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――いまの売上高は? 2~3年後、どのくらいに増えているか。

 実際の数字は非開示だ。私たちの会社はスタートしたばかり小さい会社だ。2~3年後には広告ビジネスで1億ドル超を目指したい。レベニューシェアでの我々の取り分が1億ドルくらいとみているので、出版社にはその何倍もの売上をもたらすことができるだろう。

 われわれは広告営業部隊を持つ必要が無い。社員にはフリップボードをユーザーに使いやすいように進化させることにフォーカスさせている。

――IPOの予定は?

 今のところ考えていない。

目指す姿はポータルと
ビューアーのコンビネーション

――フリップボードはビューアーなのか、それともメディア、つまり雑誌のようなポジションになることを目指しているのか。

 出版社とはパートナーとして協業する。コンテンツをいかに美しくウェブ上で届けるかを考えている。また、世界中のあらゆるコンテンツホルダーの中から、読者のもっとも関心のあるコンテンツを、簡単に届けることが重要だ。ポータルサイトとビューアーのコンビネーションのような存在だろう。

 ただし、二つの重要な違いがある。一つは、ソーシャルメディアがベースとなっていること。毎日のように世界では40~50億くらいのリンクがシェアされている。新しい世代の読者は、ソーシャルメディアによって情報を得るのが普通だ。ジャーナリストによって生み出されたコンテンツは、エディターによって編集され、オピニオンリーダーや友人によってキュレーションされ、そうした情報を人々は読む。

 もう一つの違いは、ブラウザがタッチスクリーンになったことだ。素早く欲しい情報へ到達できる。読者はフリップボード上で情報を探し、楽しみ、シェアする。そして出版社はそうした情報の取り方をする人たちに対する広告を扱うことができる。

――写真共有アプリのインスタグラムがフェイスブックに買収されるなど、ソーシャルメディアの世界ではM&Aも盛んだ。フリップボードは独立でやっていくつもりなのか。

 独立でやっていくつもりだ。当然、いろいろな話は持ち込まれるだろう。話は聞くかもしれないが、基本的には独立でやっていく。

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