米国ではかつてないほど多くの人が他人に見えない形で銃を携帯している。ただ人々が持ち歩くこうした小型の拳銃の中には、暴発して所有者が撃たれる事故が発生し、問題視されているものもある。  サウスダコタ州の小学校教師、トラビス・バーセルさん(34)がコートを置こうとしたときだった。ポケットに入っていたコブラ・エンタープライジズ・オブ・ユタ製の拳銃が暴発し、9ミリの銃弾がバーセルさんの腹部に当たった。