こうなると、何をやっても楽しくない。時には生きてゆく気力さえなくなったこともある。

 慰めてくれる友達がいなかったわけではない。私のために飲み会を開いてくれたり、温かい言葉をかけてくれたりする仲間はいた。しかし、本当の意味で手を差し伸べてくれる人は誰ひとりとしていなかった。

「どん底」状態から抜け出すため
メンタルの「いい状態」にする工夫

 そこで、人任せではなく、私なりにドツボから抜け出そうと努力はした。営業ノウハウを学んだり、コミュニケーションスキルを向上させたりと…。

 もちろんそういった要素も大切であるのは間違いない。こういった努力で抜け出せることもある。

 しかし、「どん底」の状態ではノウハウは機能しない。このような状態では生半可なノウハウより“正しい考え方”や“健全なマインド”に修正したほうがいいのだ。一見遠回りのように感じるが、これが一番ドツボから抜け出せる。

 これは私が何度も経験してきたことだ。

「営業活動において、メンタルは非常に重要である」――。

 こう断言して、これに反論する人はいるだろうか。おそらく誰もいないだろう。

 実際、あなたのまわりには、常に「マイナス思考」で「悪いことばかり」考えている人で、結果をきちんと出している人がいるだろうか?

 おそらくいないはずだ。