米国時間10日夜(中国時間11日午前)に米中両政府が新たな貿易協議を開始し、スティーブン・ムニューシン米財務長官、ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、中国の劉鶴・副首相(経済担当)による電話協議が行われた。事情に詳しい関係者によると、3人は中国による農産物購入や中国の基本的な経済政策の見直しについて話し合った。それ以上の詳細は明らかになっていない。また、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が合意した通商紛争「休戦」の一環で、中国当局はハイテク産業振興策「中国製造2025」の見直しも検討しているという。中国商務省は発表文で、今回の電話協議は協議日程を「次の段階に進めるため」に行われたと明らかにした。関係者によると、劉副首相は来年ワシントンを訪れる予定。
米中閣僚、貿易問題めぐり電話協議
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