米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決めても、大半の投資家は驚かないだろう。だが一部の投資家は驚く可能性があり、そのことが市場にリスクを投げかけている。FRBの当局者は最近、来年の政策に対してハト派的な姿勢を強めるシグナルを発してきたが、来週のFOMCについては揺らぐことなく、引き締めを予定している。彼らはそれを経済予測と前回会合の議事要旨の両方で示したほか、最近の複数の講演で強調した。だが株価の乱高下を見た投資家は以前ほど利上げを確信していない。金利先物市場が11日に示唆した利上げ見送りの可能性は約23%だった。これに対し、9月の利上げ前の週には0%だった。